神戸牛は今でこそブランド牛として管理されていますが、以前は定義するためのはっきりとした基準がありませんでした。しかしそれではブランドが危ないと管理されるようになり、神戸ビーフの品質を守る神戸肉流通推進協議会が発足しました。

こちらでは、神戸牛の管理を行っている神戸肉流通推進協議会が発足した経緯と、神戸ビーフと呼ばれるようになった理由をご紹介いたします。

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現在、神戸牛は神戸ビーフと呼ばれていますが、商標登録をするまで神戸牛は神戸肉・神戸ビーフとは別物として扱われていました。

松坂牛や近江牛など国内の有名な牛にはすべて「牛」がつくため、神戸肉も神戸牛と認識され、本家の神戸肉よりも多くの方々に認識されるようになっていたのです。

それを知った一部の悪質業者が抜け道として「神戸牛」の名を悪用し、まったく異なる別の肉を「神戸牛」と銘打って安く販売するようになりました。その当時は取り締まる法律がなかったため、正式な神戸肉を販売しているお店は何も手が打てず、見ていることしかできませんでした。

その後、二度とこのようなことが起きないように商標登録をする際、神戸牛も神戸肉・神戸ビーフと同じものとして申請されました。そのため、現在では神戸牛も神戸肉・神戸ビーフと同じものとして扱われています。

三宮をはじめとして神戸・京都に全6店舗を構えるモーリヤでは、ランクの高い上質な神戸牛や厳選牛のステーキ・鉄板焼きをご提供しております。三宮エリアで厳選されたランクの高い神戸牛を味わいたいとお考えなら、ぜひモーリヤへお越しください。神戸牛を扱い約140年、厳選した良質なお肉を「気配り、心配り、思いやり」のサービスと共にご提供することを通じて、お客様の心を幸せにすることを理念としております。

高度成長期を迎えた日本では、次第に牛肉の需要が高まっていきます。しかし、その当時は神戸牛に対してはっきりとした基準や定義が設けられていませんでした。

大正時代以降、現代では一般的に認識されるようになった「すきやき」といった肉料理も、このあたりの時期から家庭の食卓に登場するようになったとされています。

牛肉が一般的に食されるようになった一方で、大きな問題が生まれていました。

但馬牛の血統ではない神戸ビーフや肉質が劣る神戸肉が市場や店舗などに数多く出回るようになり、神戸牛や神戸肉の基準・定義に関する批判の声が相次いで見られるようになったのです。

神戸牛や神戸肉に関するはっきりとした定義がまだなかったために生じた問題です。

そこで、神戸ビーフのブランドの信用を維持するために、はっきりとした定義を設けてブランド化するべきだという意見が強まり、昭和53年に神戸肉流通推進協議会が創設されました。

神戸肉流通推進協議会は、神戸ビーフの品質守る上で重要な生産者団体や流通業界以外にも、消費者団体から理事が選出されているのが特徴です。畜産農家をはじめ流通・小売販売店、実際に神戸牛を提供するレストランなどの飲食店それぞれを登録制にするのはもちろん、畜解体を担う施設も指定することで消費者からの信頼獲得を目指す方針で運営が行われています。

レストランなどで提供されている牛肉が本物の神戸牛なのかを確認する際は、証明証をチェックしましょう。神戸牛の取り扱いが神戸肉流通推進協議会から認められている店舗の場合、「神戸肉之証」と呼ばれる証明証が見えるところに掲示されています。そのほか、神戸肉流通推進協議会発行のブロンズ像でも確認できます。

神戸牛が適正な流通手段で消費者の元に届くように、神戸肉流通推進協議会が流通管理を行っています。今では神戸牛を提供できるお店も限られているため、消費者も安心して神戸牛を味わうことができるでしょう。店舗で本当に本物が扱われているのか気になる際は、証明証やブロンズ像があるかをチェックしてみてください。

三宮エリアで神戸牛や厳選牛のステーキ・鉄板焼きを味わうなら、A4・A5ランクの上質なお肉だけを扱うモーリヤへお越しください。霜降りの具合、脂の質と味、肉のきめの細かさ、熟成度等、仕入れ時に目にかなったお肉のみを仕入れているため、ご提供する商品の質には自信を持っております。三宮エリアには5店舗を構えておりますので、シーンに合った店舗をお選びください。